色温度、ホワイトバランス

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いきなり説明文から始めると読む気がしないと思われるので、まずは写真から。
開花途中のウメバチソウの花

     
ホワイトバランス:自動
黄色っぽい写真
      ホワイトバランス:白い紙で補正
白い花弁が白く写った

その他に、紫色の花(リンドウやトリカブト等)が青く写りやすい被写体です。これらも以下の説明を読んで(読まずにカメラの説明書を読んで)ホワイトバランスの設定を適切に行うことで見た目通りの色で写すことができます。


昔ながらの(LEDではない)電球の光を光源にして撮影するとオレンジ色っぽい写真になり、蛍光灯を光源にして撮影すると青っぽい写真になります。このように、光源によって色味が違ってくるのは それぞれの光源が異なる色温度を持っていることに起因します。色温度とは光源が持つ色味を数値化したもので「K(ケルビン)」という単位で表します。この色温度を知ることで光の持つ色味を知ることができます。 日中の太陽光はおよそ5000Kから6000K、曇天時はおよそ6000Kから6500K程度です。数値が小さくなるほど暖色系に、大きくなるほど寒色系になります。
ホワイトバランスは色温度を補正して、例えば白い物を白く写すためのデジタルカメラの設定です。設定によっては夕日や紅葉をより鮮やかにする等の効果も引き出すことができます。 夕日や紅葉等、多くの人が使うであろう補正効果の設定はあらかじめ設定され容易にその効果を楽しむことができるデジタルカメラも多くあります。

色温度とホワイトバランスについては、下記のカメラメーカーの説明がわかりやすいと思います。

スマートフォンでは、ざっと調べた限りでは画面の表示設定を変えることはできますが、撮影する写真のホワイトバランスの設定変更については見つけることができませんでした。

*2 使用したカメラ(富士フィルム FINEPIX HS10)でのホワイトバランスの補正方法
一般的にはグレーカードを使用するが、マニュアルのP64-P65(2022/9/20時点でダウンロード可)には白い紙と書かれているので白い紙を使用した。カメラによって設定方法は異なるので、使用しているカメラのマニュアルを参照して欲しい。

  1. WBボタンを押してカスタムホワイトバランスを選択
  2. 白い紙を画面全体に表示してシャッターボタンを押して測定する
  3. GOOD! と表示されたら、MENU/OK ボタンを押して決定する
  4. 被写体を撮影する

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