檜扇(ヒオウギ) アヤメ科/アヤメ属
旧分類:アヤメ科/ヒオウギ属

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参考図書の「野草の名前 夏」には

檜扇ひおうぎ”はひのきの薄板を扇形にそろえ、かなめの所を金具で留める。さらに、板の上端[要の反対側]に穴をあけて絹糸でとじたもの。(略)葉の基部を見ると、檜の薄板を並べたように見える。葉を扇形に切りそろえると”檜扇”に見える。

とある。そして付いた名前がヒオウギ。日当たりの良い山地の草原に咲く夏の花。APG分類の「増補改訂新版 山に咲く花」ではアヤメ属に変更されているが、ここでは旧参考図書の「山に咲く花」の分類に従ってヒオウギ属とする。但し、漢字表記は旧版の”桧扇”ではなく、新版の”檜扇”に変更した。
※ APG4体系への変更に伴いアヤメ属に変更。


2002年8月31日 田口
初めて出会った。花は既に終盤。最後の一輪が咲いていた。当時はヒオウギ自体を知らず、葉の様子を撮影することもできていなかった。自宅に戻り、図鑑を調べて「葉が扇状にできる」という記述を見てもう一度再開しなければという気にさせられた。

     


2012年8月5日 田口
10年後にようやく再会。


角度をずらして葉を見ると・・・

       
横からはぺったんこ 少しずれる 前からは扇形

花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしもこの種の代表的な大きさを示しているとは限らない。

     
大きさの揃った花弁の花       アンバランスな花弁の花


2013年8月14日 三河大野
別の山でも咲いているのを見つけた。

     
      横からの個体と斜めからの個体

花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしもこの種の代表的な大きさを示しているとは限らない。



2015年8月22日 三河大野

     
花のクローズアップと       全体の様子

     
別の個体       吸蜜に訪れたキタキチョウ

花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしもこの種の代表的な大きさを示しているとは限らない。


※ 日付の後に書かれた地名は、都道府県名や市町村名ではなく、国土地理院発行の5万分の1地形図名。
※ APG4体系への移行に伴い、ヒオウギ属からアヤメ属に変更。

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