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九州、四国、本州の紀伊半島には葉の下に隠れるように花を付けるハガクレツリフネがある。本州の東海地方には、同様に葉の下に隠れるように花を付けるハガクレツリフネの変種があり、エンシュウツリフネソウと呼ばれる。エンシュウツリフネソウはハガクレツリフネよりも花の紫色の斑点が少ないとされる。山地の水辺や林内に夏から秋にかけて咲く花。ハガクレツリフネは実物を見たことが無く、図鑑ではツリフネソウと同じくもっと赤色の強い花に見える。しかし、エンシュウツリフネソウの載っている図鑑では花自体の色についての記述が無く斑点についての違いしか記載されていない。ここでは、自生する地域からエンシュウツリフネソウと判断した。
2005年9月3日 根羽
中は空洞 | 葉は縁に鋭鋸歯がある |
少し離れて | 葉の傘をさしているようにも見える |
2011年9月23日 根羽
距は内側に曲がるが巻き込まない | 花は葉の下に付く |
2013年9月28日 根羽
花弁の下2枚は合着して唇弁になる | 上にもう一枚の花弁と萼片がある |
全体の様子 | ハガクレツリフネの変種 であることがよくわかる |
花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしもこの種の代表的な大きさを示しているとは限らない。
>2005年9月3日 根羽 |
※ 日付の後に書かれた地名は、都道府県名や市町村名ではなく、国土地理院発行の5万分の1地形図名。
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