最近「図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?」(ベレ出版、須黒達巳)を読んで、今回改めて参考図書に挙げた図鑑を見直した。マキノスミレはシハイスミレの変種で識別は難しいとある。
- 「山渓ハンディ図鑑1野に咲く花」
シハイスミレは葉が三角状狭卵形で光沢があり、マキノスミレの葉は三角状披針形で光沢がほとんどない。
- 「山渓ハンディ図鑑6日本のスミレ」
シハイスミレは葉を斜め上にのばし、垂直にならない点がマキノスミレと比べた場合の特徴のひとつ。
葉の特徴としてシハイスミレは長卵形~披針形で表面は光沢のある濃緑色のものから、暗緑色で光沢のないものまで変化がある
マキノスミレはシハイスミレより細長く、長披針形で表面は濃緑色で光沢がある
ここの写真は、前者だとシハイスミレのようであり、後者ではマキノスミレのようである。私が持っているのは増補改訂版ではないので初版の年を比べると、後者の方が新しいため、マキノスミレとした。
増補改訂版を見ると違った結論になるかもしれないことはご了承ください。
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2007年3月21日 豊橋 |
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2006年3月19日 豊橋 |
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2013年3月23日 豊橋 |
花のサイズ。撮影した個体のサイズであって、必ずしもこの種の一般的なサイズを示しているわけではない。
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2013年3月23日 豊橋 |
※ 写真下の地名は、都道府県名や市町村名ではなく、国土地理院発行の5万分の1地形図名。
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