梅鉢草(ウメバチソウ) ニシキギ科/ウメバチソウ属
旧分類:ユキノシタ科/ウメバチソウ属

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家紋の「梅鉢紋」に似た花なので付いた名前がウメバチソウ。山野の日当たりの良い湿地に咲く秋の花。
※ APG分類ではニシキギ科に変更されたが、ここでは旧来の分類に従いユキノシタ科とした。


2003年9月9日 秦野

     
5個の仮雄しべは先端が12~22裂し、
先端が球状の黄色い腺体がつく
      全体の様子

花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしも
この種の代表的な大きさを示しているとは限らない。


2003年9月12日 丹波

     
中央の丸い大きな部分が雌しべの子房
雄しべは1本ずつ成熟して開くが
最後の1本がまだ未成熟
      別の個体


2009年9月21日 田口

     
向こう側の雄しべが
まだ未成熟なのだと思う
      この個体もまだ未成熟な雄しべがある

葉の様子

花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしも
この種の代表的な大きさを示しているとは限らない。


2010年11月3日 山口

     
1本だけ雄しべが成熟して反り返っている       最後の雄しべが成熟し始め

花3輪。これも未成熟な雄しべが1本


2015年10月12日 三河大野
開きかけた花を色温度*1 の設定(使用したカメラではホワイトバランスという機能)を変えて*2 撮影してみた。色味が変わるのがわかる
共通のパラメータ:f=5(絞り優先)、ISO-100(手持ち撮影で焦点距離は少し異なる)

     
ホワイトバランス:自動
SS:1/210、焦点距離:37mm
      ホワイトバランス:白い紙で補正
SS:1/200、焦点距離:34mm


2015年10月31日 三河大野

     
ようやく雌しべが成熟した個体に出会う
先端(柱頭)は4裂する
      成熟した子房は緑色になる

全体の様子

花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしも
この種の代表的な大きさを示しているとは限らない。

*1 色温度
Lesson3:ホワイトバランスを使いこなす / ホワイトバランスと色温度(ニコンイメージング)
【デジタル一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ】ホワイトバランスとは?(キャノン)
ホワイトバランスは色温度を補正するためのデジタルカメラの設定。スマートフォンでは、私の持っている galaxy の安い機器にはホワイトバランスの設定は無い。高価なスマートフォンにはあるのかもしれないが知らない。

*2 使用したカメラ(富士フィルム FINEPIX HS10)でのホワイトバランスの補正方法
一般的にはグレーカードを使用するが、マニュアルのP64-P65(2022/9/20時点でダウンロード可)には白い紙と書かれているので白い紙を使用した。カメラによって設定方法は異なるので、使用しているカメラのマニュアルを参照して欲しい。

  1. WBボタンを押してカスタムホワイトバランスを選択
  2. 白い紙を画面全体に表示してシャッターボタンを押して測定する
  3. GOOD! と表示されたら、MENU/OK ボタンを押して決定する
  4. 被写体を撮影する

※ 日付の後に書かれた地名は、都道府県名や市町村名ではなく、国土地理院発行の5万分の1地形図名。

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