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カンアオイ属は地域による固有種が多い。静岡県西部から愛知県東部にかけては、スズカカンアオイ、イワタカンアオイ、ヒメカンアオイが見られる。参考図書の分布ではカンアオイ(カントウカンアオイ)も静岡県が分布域に 入っているが見たことは無い(他にも静岡県が分布域に入っている種があるが省略)。これらの識別方法は以下の通り。
萼筒外見 | 萼筒内部 | その他 | |
---|---|---|---|
カンアオイ | 長さ1cm | 格子状隆起は12個以下 | |
スズカカンアオイ | 萼裂片が大きく、筒部よりはるかに長い | 格子状隆起は10個前後 | 葉の上面はへこむ |
イワタカンアオイ | 円筒形(長い) | 隆起は縦30個、横10個程度 | 萼裂片に細毛がある |
ヒメカンアオイ | 短い筒形(約8㎜)、裂片の長さ8~9㎜ | 隆起は縦20個、横6個程度 |
2013年12月13日 三河大野
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萼筒内部の縦の隆起は見えている部分で 10個(合計20個程度と想定) |
全体の様子 |
2014年12月31日 三河大野
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萼筒内部の隆起は横が6個 見えている縦の部分が9個 |
全体の様子 |
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花筒は短い |
花の大きさ。撮影した個体の大きさであって、必ずしもこの種の代表的な大きさを示しているとは限らない。
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2013年12月13日 三河大野 |
※ 日付の後に書かれた地名は、都道府県名や市町村名ではなく、国土地理院発行の5万分の1地形図名。
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